よく出る!腰部MRI画像に注目!

こんにちは!

理学・作業療法士を目指す学生さんたちに

1日1点アップするための情報をお伝えします!


国家試験の過去問を参考に解説していきますね。


【問】

44 歳の女性。1か月前から腰痛および左下肢痛を訴える。腰椎 MRI の矢状断像と水平断像を以下に示す。なお、水平断像は矢状断像で最も所見がある椎体間の高位のものである。この患者にみられる所見はどれか。

1.左下腿内側の感覚障害

2.左大腿四頭筋の筋力低下

3.左足部の感覚障害

4.右下腿外側の感覚障害

5.右長母指伸筋の筋力低下








正解は・・・・③!!


できましたか?

では、解説です。


黄色い丸の部分がわかりますか?

下にもう一度、画像を載せます。

Aの画像はL5の後ろあたりにヘルニアが見えます。

Bの画像は丸の右がわが薄黒くなっています。

ということは、


L5-S1間の椎間板ヘルニア


ということですね!

場所が特定できたので、あとは右か?左か?

Bの画像から左側の神経根が圧迫されていることがわかりますね!?

まとめると


左S1神経根圧迫症状


が疑われます。


もう一度選択肢を見てみましょう!

1.左下腿内側の感覚障害

(左は正解、下腿内側はL4)

2.左大腿四頭筋の筋力低下

(左は正解、大腿四頭筋はL4)

3.左足部の感覚障害=正解!!

(正確には足部外側はS1、内側はL5)

4.右下腿外側の感覚障害

(右が不正解、下腿外側はL5)

5.右長母指伸筋の筋力低下

(右が不正解、長母指伸筋はL5)


ということになります。


ポイントは腰椎の番号が分かるかどうか!?

腰椎〜仙椎への移行部は


角度が急に変わります!!


その上側がL5、下側がS1と覚えるといいですね!


これがみなさんの1点に繋がれば幸いです。

明日は頸部の画像についてポイントをお伝えします!


読んでいただいてありがとうございました☆


”必要とされる”理学療法士になろう!

臨床実習で行き詰まらないコツ、コミュニケーション能力を高める方法。 国家試験に合格し、新人セラピストが患者様、利用者様に信頼されるために必要な 技術や手技だけに頼らない方法を伝授します!

0コメント

  • 1000 / 1000