2018年が始まりました。
理学療法士、作業療法士養成校の学生は
春から臨床実習を控えていると思います。
ROM、MMT、形態測定、整形外科的評価、ブルンストロームステージ・・・
覚えることが山ほどあります。
もちろん理学療法評価は大事です。
覚えておいて当たり前、損することはありません。
ただ、臨床実習でドロップアウトする学生のほとんどが
人間関係の構築ができていない現実があります。
臨床実習指導者(バイザー)、副指導者(ケースバイザー)、
セラピスト、他職種、患者または利用者との信頼関係が作れず
キツめの指導を受けてメンタルをやられる、患者や利用者に拒否され
自信を無くすパターンがとても多いと感じます。
これは誰に原因があると思いますか?
ほぼほぼの確率で学生に原因があります。
(もちろん全てではありません)
”郷に入っては郷に従え”ではないけれど、
いく先々ではその環境のルールや価値観というものもあります。
いち早くその環境の空気感を察し、適応していく能力が必要になります。
が、そんなこと言っても難しいですよね。
だけど、本当はすごく簡単なことです。
あくまで持論ですが、私が考えるポイントを5つほど挙げてみます。
①あいさつができる(スタッフ、患者・利用者、家族、来客の方など全員に)
②身だしなみ(交際を反対する相手の両親に挨拶に行くつもりで 笑)
③言葉遣い(完璧な敬語とは言わない、丁寧な声かけ)
④笑顔、声のトーン(誰に見られているかわからない、ワントーン高い声で)
⑤休まない(勉強ができない人ほど徹底する)
簡単ですよね?
今すぐにでもできますよね?
逆にこれができない学生に、患者や利用者の大切な人生の1部分を預かるセラピストが
評価や治療を任せるとは思いませんよね?
決して実習がラクだとは思いませんが、これができるだけでも
人として大きく成長できる最高の期間だと思います。
人としても、理学療法士としても大きくなってください。
必ず必要とされる最高の技術を身につけようとしています。
1人でも多くの”必要とされる”理学療法士が増えることを望んでいます。
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